北九州市立大学教授 小賀久先生をお招きして
育成会保護者会の『保護者の望む終の棲家について』まとめ について、忌憚のないご意見をいただきました。
まずは、報告書を評価してくださったうえで、「お茶をにごすような適当な話ではなく、本気で話します」という前置きではじまりました。
保護者の望む終の棲家を実現するためには、
①
全国組織レベルで、親の立場で親の思いを発信しましょう! 親は、いっぱい思いはあるけれど、組織の幹部の人たちにお任せで発言しない。親の声だからこそ、影響力がある。
発信するのが事業所の場合、制度を作る側からすると
「不満があれば、事業をやめればよい」という話になる。
②
全国知的障害者施設保護者会連合会、
公益財団法人日本知的障害者福祉協会・県福祉協会と
連携して、声を強める。
③
報告書の中身を練り直して、提言書に。
(表現があいまいでは、通じない。)
④
本人の意思を尊重する。将来のことばかりにとらわれずに、
今の本人の幸せを大切にしてほしい。
(将来のことばかり気遣って、今の本人の楽しみのためのお金を使う事を我慢しなくて良いのでは)
など、ご意見してくださいました。
研修会の資料は、事務局にあります。
育成会保護者会では、先生のお話しを参考に提言書にまとめていくこと、また、法人の終の棲家機能検討会議で活かしていきます。
出席者の感想
☆ 32名の参加があり、大変勉強になった、との感想のほか
〇 終の棲家まとめから 話してもらってよかった。
また、聞きたい。
〇 単なる理想ではなく具体的な意見が聞けて良かった。
皆で運動していきましょう。
〇 今後、小さなことも本人の意思を大事にしたいと思います。
〇 新しい形態について、具体性がもう少しほしかった。
〇
本人の権利の発展上に施設の発展があるとのお話をお聞きし本人が通う施設に伝えたいと思う。
〇
本人に会った支援センターの具体化、必要に当たってみんなで話し合って進行していくべき。施設一つだけでなく、各々施設で交流、育成会、行政、市、県、全国と報告活動を。
〇
他団体との連携が必要と改めて感じた。他団体の取り組みについても知りたい。
〇とにかく必要です。先生の話を参考にぜひ進めて
〇 今日のような研修会を今後もお願いしたい。